続編となる5編の短編が1942年から1943年の「クルーズ・ディテクティブ(Clues Detective magazine)」誌に、6番目となる中編が1943年の「ザ・シャドウ(The Shadow magazine)」誌に発表された。この6編はオフィシャルなものと認定され、1973年から1974年のワーナー・ブラザーズ・ペーパーバック・ライブラリー(Warner Brother's Paperback Library)から出版された。
また、オリジナルの再版は1970年代のワーナー・ブラザーズ・ペーパーバック・ライブラリーで行われ、ロン・グーラート(Ron Goulart)による新作もあって、十分なセールスを記録した。
アヴェンジャーは、ドック・サヴェジとシャドウの要素を結合したパルプ・ヒーローであったが、両者ほど有名になることはなかった。
本シリーズの作者はケネス・ロブスンである。ケネス・ロブスンは、ストリート・アンド・スミス社がかかえる多くの作家たちによって用いられるハウスネームであり、ドック・サヴェジ・シリーズにも用いられている。アヴェンジャーものの大部分は、ポール・エルンスト(Paul Ernst)によって書かれている。
アヴェンジャーの本名は冒険家
リチャード・ヘンリー・ベンソン(Richard Henry Benson)である。彼の妻と幼い娘が犯罪者の陰謀によって殺されたとき、ベンソンの人生は粉々に粉砕された。ベンソンは犯罪への復讐を誓い、犯罪者の手によって苦しめられた全ての被害者のためにあらゆる手段を用いて闘うことを決めた。
妻子を失ったショックは、ベンソンの肉体に奇怪な影響を及ぼした。彼の髪と皮膚は白くなり、彼の顔の筋肉は粘土の様に可塑性のあるものとなったのだ。これによって彼はいかなる人物の顔であっても真似られるようになった。皮膚と髪を染める染料と色つきのコンタクトレンズを用いることでベンソンは世界最高の変装の達人となった。
ベンソンは様々な特殊装備を用いて犯罪者たちと対決する。例えば、ノックアウトガス爆弾、ミニチュア・ラジオ、それに愛用の特殊拳銃「マイク(Mike)」とスローイングナイフ「アイク(Ike)」などである。
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