「理論」の名を冠してはいるが単一の理論ではなく、複数の主体の存在する状況下での意思決定について研究する学問の分野、又は研究のアプローチを指す。経済学、オペレーションズリサーチ、経営学、心理学、生物学、社会学、法学、政治学、論理学などと密接な関わりを持つ。
フォン・ノイマンが、頭の中でチェスをしているときに着想したと言われる。ノイマンは1928年の論文等である程度の理論自体は構築したが、その応用には至らなかった。その後、オスカー・モルゲンシュテルンがゲーム理論の重要性を見抜き、『ゲームの理論と経済行動』(Theory of Games and Economic Behavior, 1944)をノイマンと共著する。一般的に、ノイマンによってミニマックス定理(ミニマックス法)が証明された事、ならびに上記著書『ゲームの理論と経済行動』をもって分野の本格的な始まりとすることが多い。しかし、ゲーム理論は数学的に難解で、用途も分かりにくいものであったため、この時点では爆発的に広まるには至らなかった。しかし、ラインハルト・ゼルテン、ジョン・メイナード=スミス、ジョン・ナッシュ、ジョン・ハーサニ、ロバート・オーマン、トーマス・シェリング、ロイド・シャプレーなど、数学的に洗練された若者達を引きつけ、これによりゲーム理論は非常に洗練された。同時に、多くの学問に応用され、それぞれの分野に革命とも呼べる影響をもたらした。
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