英語の語彙の変化 (古英語)
この項では古英語にあるが現代では用いられなくなった単語、意味を挙げる
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āðexe:トカゲをいう。現代のlizardはラテン語のlacertusから来た古フランス語のlesardによる。
ælepūte:タラをいう。現代のburbotは古フランス語のborboteによる。最初の用例は1475年とされる。
culfre:ハト(dove,culver)をいう。中英語に見られるdouve(現代英語dove)は古英語の由来と思われるが仮定される*dūfeは例証されていない。AHDではculverが俗ラテン語のcolombulaに由来すると載せている。OEDではcolombulaの可能性があるとはしながら固有語に由来するという立場をとる。culverの初出は825年、doveは1200年である。
dēor:古英語では一般に獣を言うが次第に特殊な意味で使っていた鹿を指すようになり中英語を経て現代の「deer」に至る。
dūfedoppa:ペリカンをいう。pelicanは究極的にはギリシア語に由来する。
ened:カモ、アヒルをいう。AHDでは古高ドイツ語のantrahhoのantの部分がenedに、trahhoの部分が現代のdrakeに対応するという説を載せているが、OEDはこの説(*andrakeを仮定する)を根拠なしとしている。
fifalde:蝶をいう。少なくとも1000年頃には現代に通ずるbutorflēoge(>butterfly)があったが、fifaldeという単語もあった。
firgenbucca:アイベックスをいう。現代のibexはラテン語のībexに由来する。1607年の「The historie of foure-footed beastes」にibecksの形で見られる。
gesceap:「形」の意。1050年の文献に遡る。古英語では広く用いられ、動物の意味も持つ。現代のcreatureはラテン語のcreātūra(作成物)に由来する。
・gesceaft:「作り」の意。gesceapと語源は同じで最古の用例は888年のものである。
hacod:ボラをいう。OEDでは方言として1847年の「大きいカマス」の用例を挙げているが他の辞書には載っていない。現代の「mullet」は中英語から見られる。
hwilpe:シギをいう。中英語から古フランス語のcourlieu(擬音語と推測されている)の借用のcurleuを使い現代のcurlewに至る。
higera:カケスをいう。
iht:動物をいう
mereswīn:mere(海)+swīn(豚)でイルカをいう。現代のdolphinはギリシア語に由来し、12世紀に古フランス語から持ち込まれた。
mūshāfoc:mūs(鼠)+hāfoc (鷹)でノスリ(別名として用いられ一般的ではなかった)をいう。現代のbuzzardは中英語でbusardといい、ラテン語のbūtēoによる。
ryðða:マスティフ犬をいう。1387年の用例に見られラテン語(mānsuētus,飼いならされた)に由来する。
scræb:鵜をいう。現代のcormorantは1320年の用例にcormerantの形で表れラテン語に由来する。
sisemūs:ヤマネをいう。
wildhænn,wōrhana:雉をいう。現代のpheasantは1299年の用例にfesaundとして表れギリシア語に由来する。
wyrm:古英語では現代のworm(蚯蚓、条虫の類をいう)に加え蛇、竜の爬虫類と昆虫とも含む。
・cawelwyrm:cawel(キャベツ)+wyrm(虫)でキャベツの葉を食う虫、青虫をいう。
・lēafwyrm:lēaf(葉)+wyrm(虫)で青虫をいう。現代のcaterpillarはcatyrpelの形で1440年に見られる。
・mælsceafa:青虫をいう。mælが一語で用いられている例はないが北欧に同源の単語がある。
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