最初に研究を行った言語学者オットー・イェスペルセンによる英語の術語
Great Vowel Shiftの直訳。
英語は、中英語期に、強勢のある長母音の調音位置が一段ずつ高くなり、これ以上高くなることのできないはいわゆる「割れ」を起こして二重母音化した。このため、該当する英単語の発音と綴り(スペリング)とが一致しない現象の大きな原因となった。
この大母音推移以前は、英語の綴りはその発音にほぼ忠実に書かれていたため、日本におけるローマ字に近い「発音と綴り」の関係であったが、母音が変化することにより、綴りと発音との一定のずれが生じてきた。
その後、15世紀中頃以降の活版印刷の技術向上と、それに付随した書物等の文書の普及などに伴って、語の綴りは固定化される一方で、発音だけが変化を続けて、現在のようなずれがみられるようになった。
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